各界の第一人者たちによる座談会と関連するガイドライン等を抜粋して収録会社法の研究者、弁護士、企業のゼネラルカウンセル、機関投資家たちが今後の議論に向けた構想や実務対応の視点を提供することを通じて、上場会社法制について1つのグランドデザインの提示を試みる。「旬刊商事法務」に掲載され好評を博した座談会に関連するガイドライン等を抜粋して追加収録する。〈主要目次〉1.はじめに2.ガバナンス/ボード改革をめぐる新たなトピックス3.サステナビリティ・ガバナンス(1)─開示法制4.サステナビリティ・ガバナンス(2)─ステークホルダー論5.無形資産・人的資本6.取締役・取締役会関連の制度論7.機関投資家側の形式主義化の課題8.権限分配論の新たな展開9.司法審査におけるボード判断への一定の依拠10.資本市場の透明性等に関する新たな論点11.日本の株主構成に関する指摘─「長期アンカー型株主」創設の議論等12.上場会社法制をめぐる最近の論点