ダニエル・コランのアルバムを始め数多くのフレンチ・アルバムをプロデュースし、またパリ・ミュゼットの立役者でもあるギタリストのドミニック・クラヴィク。本作は彼の制作によるフレンチ・シネマ・アルバムです。1930年代から1970年代に公開されたパリを舞台にした映画のサウンドトラックから、ドミニックが独自の視点で選曲しました。収録曲は有名曲ばかりではありません。フランスで話題となりながらも、日本ではあまり知られていない作品も含まれていますが、それに対してドミニックは「このアルバムを通して、日本のみなさんが素敵な発見をしてくれると良いと思う。本作は私が考えた"パリ"をテーマにしたサウンド・トラックであり、私が思い描くパリがここにあるのです。」とコメントを寄せています。収録曲はシャルル・トレネ、ジョセフ・コスマ、ジョルジュ・ブラッサンス、セルジュ・ゲンズブール、ミシェル・ルグラン、フランシス・レイなど、フランスを代表する作曲家/アーティストが手掛けており、まさに時代を越えて語り継がれるべき楽曲と言えます。そしてアコーディオンの名手ダニエル・コランを始めとする名プレイヤー達の味わい深い演奏が、このアルバムを唯一無二のフレンチ・シネマ・アルバムに仕上げています。なおフランス語では“映画"は男性名詞で“シャンソン"は女性名詞となり、まさに男と女です。映画とシャンソン、恋するカップルが奏でる22曲の素敵なハーモニーをお楽しみください。■参加ミュージシャンドミニック・クラヴィク:ギター/ヴォーカルダニエル・コラン:アコーディオン/バンドネオンクレール・エルジエール:ヴォーカルグレゴリー・ヴー:ピアノマティルド・フェブレール:ヴァイオリンジャン=フィリップ・ヴィレ:コントラバスジャン=ミシェル・デーヴィス:ドラム/パーカッションフェイ・フロンスキ:ミュージックソー/ウクレレ/バンジョーほかベルトラン・オージェ:クラリネット/サキソフォンほかエルヴェ・ルゲ:ギターアデル・ヴィレ:ヴァイオリンチェロ