ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」をもとに、脚本アーサー・コピット、音楽モーリー・イェストンによって1991年に初演、米国内ツアーで好評を受け、その後世界各地で上演されてきたミュージカル作品。宝塚歌劇では、2004年に宙組で初演、その後2006年と2011年に花組で再演。怪人ファントムの心の葛藤をドラマティック且つ繊細に描き出した人気ミュージカルに、望海風斗率いる雪組が挑む!○Story19世紀後半のパリ、オペラ座通り。無邪気で天使のように美しい娘、クリスティーヌ・ダーエが、歌いながら楽譜を売っていると、その歌声に興味を抱いた人々が集まって来る。そこへオペラ座のパトロンの一人であるフィリップ・ドゥ・シャンドン伯爵が通り掛かる。クリスティーヌの歌声と美しさに強く惹かれたフィリップは、彼女が歌のレッスンを受けられるよう、オペラ座の支配人ジェラルド・キャリエールを紹介するのだった。しかしその頃オペラ座では、キャリエールが解任され、文化大臣を買収したと噂されるアラン・ショレが新しい支配人となっていた。ショレと、彼の妻でプリマドンナのカルロッタが団員達の前で就任の挨拶をしていると、一通の手紙が落ちてくる。狼狽する団員達の姿に驚いたショレは、キャリエールに説明を求める。キャリエールは、このオペラ座の地下には、怪人ーーファントムが住んでいて、“下に降りてはいけない”という規則を定めていると語る。実際、地下へ行った者は誰も戻ってこなかったというキャリエールの言葉を聞いたショレは、そのような話は信じられない、解雇された腹いせにお前が仕組んだ策略だと、全く取り合おうとはしなかった。オペラ座を訪れたクリスティーヌは、キャリエールが解雇された事を知り愕然とするが、楽屋番のジャン・クロードの計らいで新しい支配人に紹介してもらえることとなる。彼女がシャンドン伯爵の紹介でやって来たと知ったショレは、早速彼女にレッスンを受けさせようとするが、カルロッタは、彼女を自分の衣装係にしてしまう。しかしクリスティーヌは、憧れのオペラ座に居られるだけで幸せだと心から喜ぶのだった。ある時、清らかなクリスティーヌの歌声を聞いたファントムは、仮面で顔を隠しながら彼女に近付き、囁きかける…君がオペラ座で歌えるようになるための指導を私にさせて欲しい、とーー。◎Cast 望海風斗・真彩希帆・彩風咲奈・彩凪翔・朝美絢・梨花ますみ・奏乃はると 他