シューベルト:ミサ曲第2番、グノー:チェチーリア・ミサヤンソンス&バイエルン放送交響楽団&合唱団シューベルトのミサ曲第2番は、かのケーゲルが録音していたことでも知られる魅力的な作品。シューベルト18歳の時に6日間で書かれていますが、当時のシューベルトは有名な『魔王』や、交響曲第2番と第3番、そしてオペラにスターバト・マーテルなども書き上げていたインスピレーションにあふれていた時期でもあり、この作品も率直な進行の中に示されるピュアな宗教的情感の素晴らしい作品に仕上がっています。 グノーのミサ曲はそれから40年後に書かれた作品で、オペラを書いてもどこか宗教的になってしまったという、敬虔なグノーならではの素晴らしい旋律と、ロマン派まっただ中の芳醇なサウンドがうまく結びついた傑作です。 響きに関する鋭利な感覚と、問題解決のための傑出した手腕を持つヤンソンスは、ここでも作風の大きく異なる2作品のそれぞれの魅力を巧みに引き出しており、ヘルクレスザールの優れた音響を生かした美しい演奏を展開しています。(HMV)【収録情報】・シューベルト:ミサ曲第2番ト長調 D167・グノー:聖チェチーリア祝日のための荘厳ミサ曲 リューバ・オルゴナソヴァ(ソプラノ) クリスチャン・エルスナー(テノール) グスタフ・ベラチェク(バス) バイエルン放送交響楽団&合唱団 マリス・ヤンソンス(指揮) 録音時期:2007年3月27-29日 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール 録音方式:デジタル(ライヴ)Powered by HMV