ヨゼフ・シゲティ/フランスでのリサイタル 1956-1958大ヴァイオリニスト、ヨゼフ・シゲティ[1892-1973]の2種のライヴ録音を収録。1956年のプラドでの演奏会の会場はサン・ピエール教会で、夏のプラド音楽祭での演奏会と思われます。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタが3曲、しかも伴奏はミエチスラフ・ホルショフスキ。まさにシゲティらしい味わいの気迫の篭った演奏。拍手は収録されていませんが楽章間では聴衆の物音が聞こえ、またK.304の前にシゲティが調弦する様子も収録されています。 1958年のアニエール・シュル・オワーズ(パリから北へ40キロほど)の有名なロワイモヨン修道院でのライヴ録音は、シューベルトとブラームスというドイツ・ロマン派のヴァイオリン・ソナタに加え、後半はヒンデミット、ストラヴィンスキー、ヴェーベルンという意欲的な曲目。シゲティはこれらの商業録音を残していますが、ライヴ録音というのが貴重。日本ではシゲティというとついバッハ、ベートーヴェン、ブラームスの印象が強いのですが、彼にはモダニストの顔もあり、それを実感できます。シューベルトの後に拍手が収められています。 放送アナウンスメントに加え、シゲティの長めのインタビューが2種収録されています。日本人にとって嬉しいことに、シゲティはどちらのインタビューでも1953年3月の来日に言及しており、特に1955年のインタビューでは日本での活動について詳しく述べています。(輸入元情報)【収録情報】● モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.378● モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304● モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.379 ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン) ミエチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ) 録音:1956年7月17日 フランス、プラド(ライヴ)● ジェイムズ・ファセットとのインタビュー(1954年12月26日 ニューヨーク)● ハワード・ネルソンとのインタビュー(1955年11月11日 ケンブリッジ)● シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 D.384● ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78● ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調● ストラヴィンスキー:協奏二重奏曲● ヴェーベルン:4つの小品 Op7 ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン) ナウム・スルスニ(ピアノ) 録音:1958年4月27日 フランス、アニエール・シュル・オワーズ(ライヴ) モノラル録音 簡易収納紙ケースPowered by HMV