現代クラシック界の若き異才・反田恭平。2015年デビュー以来飛躍を続け、2018年7月からは2018-2019リサイタル・ツアーを、“オール・ベートーヴェン・プログラム”で全国19カ所で開催し、各地で熱狂を呼んだ。2019年1月からは“オール・ショパン・プログラム”でのソロツアーの開催を全国大都市で予定しているなど勢いを増す反田が、新たなアルバムをリリースする。今回録音に臨んだのは「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番」。映画でも題材に取り上げられるほど、美しいメロディーとロマンティックな魅力に溢れ、また、難曲中の超難曲として知られるラフマニノフの代表曲だが、反田が2012 年に高校在学中に史上最年少(当時)で優勝した「日本音楽コンクール」の決勝で演奏したのも、この「ピアノ協奏曲第3番」。反田恭平の名を世に知らしめた、反田にとっては“原点”でもある楽曲に、デビュー3 年を経て改めて立ち向かう。