「ミッフィーのぴあの絵本」は、これからピアノを始める小さなお子様が、楽しく興味いっぱいにレッスンが続けられることを願って制作されました。生まれて初めてピアノに出会い、興味津々で遊び弾きをするこどもの瞳の輝きを、次第にステップアップしてゆく学習の中で保ち続け、さらに憧れの翼を広げてゆくことは、決して容易なことではありません。 こうした年少の幼児にとっての「遊び」と「学習」の間にある大きな壁を少しでも取り除くために、このテキストは次のような点に留意した内容となっています。1) 生活に身近な音を教材として取り込む2) イラストと曲との密接なつながりにより、子どもが直感的に曲のイメージをつかむことができる3) 年少の幼児でも集中力と達成感が得られる曲の長さ4) 楽しみながら確実にステップアップができ、既存のメソッドへの移行や併用がしやすいカリキュラムこの「ミッフィーのぴあの絵本」によってこどもたちが音楽表現の喜びを味わう原体験をもち、さらに音楽を通して豊かな人間性を育んでゆけますように。本書はその第二巻「ぴあのさんとなかよし」で、左手と右手の交互奏を中心に、中央のドから上下に音域を広げ、ヘ音記号のソ(第4間)からト音記号のラ・シまでを学びます。最初の「きゅうきゅうしゃ」の第一目的は、ラがどこにあるかを覚えること。覚えたてのラと、ファの音を使ってサイレンの音を表現しますが、この二つの音の関係を保ったまま半音ずつ下がると…救急車が遠くなって行きませんか? それにだんだん音も弱くなってきて…と、これはcresc.とdim. の練習。第一巻の最初の「くらくしょん」を「きゅうきゅうしゃ」の合間に入れて、交差点のにぎやかなサウンドを作る、などという工夫でこどもは大喜び。巻の最後には収載曲の各ポイントが、イラストと音楽の関係から丁寧に説明されています。また、別冊の「ちゃれんじぶっく」(GTP01097858)のクラフトを使うと、ミッフィーといっしょのレッスンをより楽しく、より実り多いものにすることができます。なお、この巻を終了すると、バイエル、メトードローズや中央ハ展開方式によるメソッド(グローバー、オルガンピアノの本等)に余裕をもって進むことができます。※本書は「ミッフィーのぴあの絵本2 ぴあのさんとなかよし」(GTP01091149)と同じ内容です。