オールカラーでミッキー付き。毎日子供たちをピアノの前にいざなうためにキャラクターを使うことは、確かに効果的な手法の一つです。でも、ヤマハの「こどものバイエル ミッキーといっしょ」の魅力はそれだけではありません。長い間子供たちと接する中で、古典的なバイエルという教材に何を加えたらよいかを研究し、その結果をこのバイエルに盛り込みました。1.学習目標を明確にする狙いから、全体を8つのユニットに分けました。第1巻にはユニット 1(原書のNo.1〜No.7)第2巻にはユニット 2(同No.8〜No.28)とユニット3(同No.29〜No.43)第3巻にはユニット 4(同No.44〜No.60)、ユニット 5(同No.61〜No.72)、ユニット6(同No.73〜No.82)第4巻にはユニット 7(同No.83〜No.97)とユニット 8(同No.98〜No.106)を収録しています。2.バイエル原書の難易度を見直し、曲順を再構成しました。導入部分にあたる第1巻では、先生の伴奏を用意しました。また、片手奏の期間を短縮し、両手奏の導入を早めています。3.読譜力を高め、新しい音域や調への速やかな導入を図るための工夫として、音域を変えて弾くことや移調奏を取り入れました。4.音楽の広がりを持たせるよう、現代的な響きや表現を含む練習曲を挿入しました。5.言葉による楽典の説明を極力避け、子供たちがビジュアルで感覚的にとらえることができるよう、考慮しました。子供の理解の範囲、想像できる世界の中で、わかりやすい形に置き換えてみました。6.ユニット 4以降ではコードネームを導入し、伴奏形の和音が明確な楽曲に付記しました。7.音楽世界を豊かにし、表現能力の確かな背景を作るために、オーケストラをはじめ、ピアノや歌などの楽しい鑑賞曲を各巻毎に提案しました。8.指のテクニックを高めるエチュードを用意しました。さあ、ミッキー、ミニー、ドナルドといっしょに、Let Start!※本書は「こどものバイエル ミッキーといっしょ 3」(GTP01088300)と同じ内容です。