クラシックの大作曲家の多くが書いている交響曲を聴いて、大作曲家の歩みを追えばクラシックの魅力と歴史はすぐにわかる。自分の12歳からの経験を語りながら、楽しく、面白く、クラシックの魅力に導く〈世界でいちばんやさしい、14歳から大人までの入門書〉。まえがき第1章 交響曲の旅路 その1--誰もが知っている作曲家たち 1 そもそもどうして交響曲? 2 『運命』にたたきのめされる 3 そして『未完成』から始まる 4 苦難のブラームス 5 200年後の日本の少年のことまで考えてくれていた『第9』 6 音楽で世界が変わる、ドヴォルザークの『交響曲第8番』 7 モーツァルト『ジュピター』、長い旅路の始まり 8 バッハの交響曲? 9 愛すべき交響曲2つ、シューマンとメンデルスゾーン 10 命を懸けたような音楽『悲愴』 11 宵闇のブラームス『交響曲第4番』 12 人生を回顧する豊かで深い音楽、ドヴォルザーク『交響曲第9番「新世界より」』 13 全編聴きどころ満載、チャイコフスキー『交響曲第5番』 14 ハイドンはまだ? 15 モーツァルトって、すごいです。なんというか、超越してるんです 16 人類の歴史の変化を芸術化した作品『英雄』 17 ベートーヴェン、残りの交響曲も一気に攻め込む 18 そして『運命』第2章 交響曲を書かなかった作曲家たち 1 交響曲とは? そして交響曲を書かなかった作曲家 2 まだ交響曲がなかった 3 作ろうと思わなかった 4 書きたくなかった 5 時代遅れ第3章 交響曲の旅路 その2--誰もが知っているわけではない作曲家たち 1 独りよがりの変態的な復讐心と浅はかな狂気ーーベルリオーズ 2 世の中の苦しさを全部ひっくるめてドカーンと解き放つ一大花火ーーサン゠サーンス 3 正座して襟を正して聴かなければいけないーーフランク 4 ちょっと寄り道ーー三大管弦楽曲 5 全身で体感するしかない不可思議な世界ーーシベリウス 6 衝撃的でトラウマ的ーーショスタコーヴィチ 7 過剰なまでのサービス精神ーーマーラー 8 壮大なる純粋さーーブルックナーそうしてあとがき