最高段位である八段を持つ剣士が、剣道の技、精神、日々の稽古における心構え、現在テーマとしていることなどを詳細に語った「八段の修行」。その続編として、月刊剣道日本誌上で平成14年(2002)5月号から平成16年(2004)3月号まで連載された「新・八段の修行」に加筆し、発刊されたのが本書である(平成16年・2004刊行)。令和4年(2022)にオンデマンド版として、こちらも待望の復刻。 前作に引き続き、警察官、教員、会社員、道場主などさまざまな職種の剣士が登場。八段の技術は心の作用と密接に関係するが、その説明のしかたには微妙ながらも違いがあって、それぞれの個性を感じることができる。自身の修行談にとどまらず、指導法や若き剣士たちへの提言など内容は多岐に渡り、十数年を経た今も金言として受け止められる言葉は多い。●登場する八段剣士(登場順・全23名)山田博徳(熊 本)西川清紀(東 京)祝 要司(愛 知)小山秀弘(青 森)島野泰山(大 阪)藤原崇郎(広 島)古川和男(北海道)亀井 徹(熊 本)平野宜昭(東 京)末野栄二(鹿児島)朝内賢光(東京)一川 一(熊 本)忍足 功(千 葉)蒔田 実(千 葉)波多野登志夫(東京)滝澤建治(神奈川)好村兼一(フランス)江口忠文(大 分)柴田鐵雄(東 京)伊藤知治(東 京)作道正夫(大 阪)三宮一宏(佐 賀)目黒大作(秋 田)