成長著しいBRICs等の新興国市場へ進出する日本企業に有効な戦略・組織とは。ものづくり経営学,国際経営論の視点で考察。エプソン,ホンダ,デンソー,コマツ,パナソニック,LG,奇瑞など,確かな地歩を固める企業を実見した,魅力的な事例から学ぶ。第1部 理論とフレームワーク1章 新興国市場戦略の諸観点と国際経営論(天野)/2章 新興国市場戦略論(新宅・天野) 第2部 製品・サービス戦略3章 市場戦略再構築の重要性(天野・中川)/4章 日本企業の優位性の活用(新宅・大木・鈴木信貴)/5章 低価格モデルの投入と製品戦略の革新(天野・新宅)/6章 現地人エンジニア主導の製品開発(金熙珍)/7章 産業財の製品開発戦略(鈴木)/8章 産業財のサービス,ソリューション戦略(鈴木・新宅)/9章 ITシステム活用によるハイエンド市場進出(朴英元・新宅)/10章 自動車メーカーの環境適応戦略(李澤建)/11章 部品メーカーの標準化とカスタマイズ(立本博文・高梨千賀子・小川紘一) 第3部 組織の設計・能力構築12章 新興国市場戦略のためのグローバル組織設計序論(中川・天野・大木)/13章 現地人材活用による市場適応(朴・新宅・天野・金)/14章 現地適応とグローバル統合の2軸共進化(若山俊弘・新宅・天野・菊地隆文)/15章 日系小売企業における組織能力の構築と現地市場開拓(天野)/16章 市場拡大期における企業の動態適応プロセス(李)/17章 サプライ・チェーン・マネジメントとIT(朴)終章 新興国市場開拓に向けた戦略と組織の再編成(新宅・中川・大木)