いま企業は「何のために存在するのか」、「何を実現したいのか」が問われている。価値観を大切にする人々が増えつつある現代社会。社会からの信頼と共感を勝ち取るためのキーワードは「サステナビリティ」と「ダイバーシティ」。「パーパス(存在意義)」を追求し「幸せ」の量産を目指した日本企業の歴史は、SDGs時代を生き抜く実践知の宝庫である。序 章 社会から選ばれる企業とは第1部 理念経営の実践第1章 伊庭貞剛ー「自利利他公私一如」の事業精神ー第2章 鈴木馬左也ー「以徳招利」の経営ー第2部 経済と道徳の融合第3章 岡田良一郎ー経済と道徳の両立を目指してー第4章 金原明善ーソーシャルビジネスの先駆者ー第5章 ウィリアム・メレル・ヴォーリズースチュワードシップに基づくソーシャルビジネスの実践ー第3部 ナレッジを活用した戦略的価値創造第6章 高峰譲吉ー研究とビジネスの二兎を追う両利き経営の先駆者ー第7章 豊田佐吉ー「ニンベンのついた自動化」を目指してー第8章 鈴木道雄ー社会の変化からオポチュニティを掴む経営構想力ー第4部 無形資産を通じた価値創造第9章 大原孫三郎ー労働理想主義の実践ー第10章 波多野鶴吉ー人財マネジメントを通じた価値創造ー第5部 レジリエントな社会を築く第11章 矢野恒太ー相互主義による生命保険事業の確立ー第12章 各務鎌吉ーリスクマネジメントを通じた社会課題の解決ー