産業構造が急速に変化している現代、レジリエントな組織を築く経営革新が求められ、組織再編への経営戦略上のニーズが高まっている。しかし、これまで多くの事例で期待する成果が出なかったのはなぜか。本書はその鍵となる組織再社会化について、統合プロセスの事例分析やシミュレーションによりメカニズムを明らかにし、事前的な方策への示唆を与える。第一章 組織再編と文化の壁第二章 組織の文化は成果に投影される第三章 文化と品質のつながり第四章 日米企業間の統合で何が起こったか第五章 企業統合の当事者たちはどう思ったか第六章 再社会化のモデル化とシミュレーション第七章 スイスの文化とM&A事例第八章 組織再社会化の課題と提言