新潟県にあった軽便鉄道、頸城鉄道はそののどかな情景、手づくり感に満ちた車輌、大正時代そのままの木造客車などで人気の高い鉄道でした。残っていた蒸気機関車は、東京郊外、西武鉄道山口線で、復活し大人気となりました。すでになくなって50年が近いのですが、いまだ忘れられない鉄道のひとつとして、模型をつくったりする人も少なくありません。保存会もあって、かつての車輌を保存し、復元する作業も進められています。かつての頸城鉄道の情景を貴重な写真で展開するとともに、西武時代の蒸気機関車の活躍も紹介。数多くの図面を入れるなどして、模型ファンにも訴える内容となっています。