話題をディジタル関係にしぼり,シャノン流の情報理論について,その本質を理解しやすいように,できるだけ難しい数学は避け,例題や図を多く用いて解説した。初版第1刷発行後20年を経て,古くなった記述を改めた。1.序論1.1 情報理論とは1.2 通信システムのモデル1.3 標本化定理と量子化2.確率論の基礎2.1 集合,試行2.2 確率2.3 平均と分散2.4 条件つき確率2.5 マルコフ過程2.6 ベイズの定理演習問題3.情報源符号化3.1 情報源のモデル3.2 エントロピー,情報量3.3 平均符号長3.4 情報源符号化定理演習問題4.情報源符号4.1 情報源符号化に必要な条件4.2 ハフマン符号4.3 ランレングス符号4.4 算術符号4.5 ZL符号演習問題5.各種情報量5.1 結合エントロピー5.2 条件つきエントロピー5.3 相互情報量5.4 マルコフ情報源のエントロピー演習問題6.通信路の符号化6.1 通信路のモデル6.2 通信路容量6.3 平均誤り率6.4 通信路符号化定理演習問題7.符号理論7.1 誤りの検出と訂正の理論7.2 パリティ検査符号7.3 線形符号7.4 巡回符号7.5 多項式とベクトル7.6 畳込み符号と最ゆう復号演習問題付録A.1 標本化定理A.2 クラフトの不等式の証明A.3 ハフマン符号が最適となる証明引用・参考文献演習問題解答索引