1995年に英語で発表されたKnowledge-Creating Company(邦題『知識創造企業』)は、経営学の分野に知識というコンセプトを持ち込み、日本企業のイノベーションのメカニズムを解明した一冊である。同書は世界10カ国語以上で翻訳され、ナレッジマネジメントブームを巻き起こすなど、世界のビジネスの現場にも多大な影響を及ぼした。個々人の暗黙知から組織の形式知へと変換し、イノベーションに高めていくプロセスは、「知識創造理論」「SECIモデル」として、世界の経営学でもよく知られている。四半世紀を経て、このたび読みやすくなって再登場。新装版の刊行にあたって序文第1章 序論ーー組織における知識第2章 知識と経営第3章 組織的知識創造の理論第4章 知識創造の実例第5章 知識創造のためのマネジメントプロセス第6章 新しい組織構造第7章 グローバルな組織的知識創造第8章 実践的提言と理論的発見日本語版へのあとがき