役員の報酬、賞与および退職慰労金を、どのような基準に基づいて、どのように決めるかは、会社にとってきわめて重要な問題です。役位間の報酬の格差はどうするか、役員賞与の支給原資はどのように決めるか、業績不振に陥ったとき退職慰労金の支給をどのように取り扱うのか。これらのことは、会社としての経営姿勢がうかがえる問題なのです。本書では、役員の報酬、賞与および退職慰労金の決め方を実務に即して具体的に解説しています。役員賞与等についての希少な実務書といえます。専任の役員のみならず、兼務役員や取締役執行役員の報酬、賞与、退職慰労金の取り扱いについても取り上げています。幸いにも実務関係者からご好評を得てきた本書を、今回、2011年の改訂版出版後の環境変化を踏まえて改訂3版として出版いたします。第1部 役員報酬・賞与規程と作り方 第1章 役員報酬の決定基準と水準 第2章 役員報酬の支給手続き 第3章 役員賞与の支給基準と支給額 第4章 役員の通勤費・出張旅費・福利厚生費 第5章 役員報酬・賞与モデル規程第2部 役員退職慰労金規定と作り方 第1章 役員退職慰労金の算定方式 第2章 役員退職慰労金の支給 第3章 役員退職慰労金制度のリスクマネジメント 第4章 役員退職慰労金モデル規程