本書は日本ディープラーニング協会が実施する「ディープラーニングG検定」の法律・倫理分野に対象を絞ったテキストです。演習問題にはディープラーニングG検定の過去問題を収録しています。AI関連の開発をする際に、そしてビジネスでAI活用する上で、どうしても最低限知っておかねばならない法律や倫理項目があります。しかし、AIに関する法律や倫理を学べる書籍は難解な法律家向けの書籍以外はほぼありません。本書は、AIに関する法律・倫理の重要事項を、基礎から平易に解説しています。ディープラーニングG検定の試験対策だけではなく、AI開発者やAIを活用してビジネスを行っている方、DX推進をされている方などにも幅広く活用していただけます。第1章 導入1-1 全体像と導入第2章 AIに関する法律と契約2-1 AIと法律の全体像ー1 総論2-2 AIと法律の全体像ー2 知的財産権2-3 著作権法ー1 AIと著作権法の全体像2-4 著作権法ー2 著作権の基本2-5 著作権法ー3 AIのモデルと著作権2-6 著作権法ー4 著作物とAIの学習2-7 著作権法ー5 AI生成物と著作権2-8 特許法ー1 特許法2-9 特許法ー2 特許要件2-10 特許法ー3 発明者・職務発明2-11 データ利活用2-12 不正競争防止法ー1 営業秘密2-13 不正競争防止法ー2 限定提供データ2-14 不正競争防止法ー3 不正競争行為2-15 個人情報保護法ー1 個人情報保護法の全体像2-16 個人情報保護法ー2 個人情報、個人データ、保有個人データとは何か2-17 個人情報保護法ー3 個人情報、個人データ、保有個人データの規制2-18 個人情報保護法ー4 その他の情報カテゴリ (要配慮個人情報、仮名加工情報、匿名加工情報、個人関連情報)2-19 個人情報保護法ー5 医療情報・カメラ画像2-20 個人情報保護法ー6 海外の個人情報保護制度2-21 独占禁止法2-22 契約ー1 開発契約12-23 契約ー2 開発契約22-24 契約ー3 秘密保持契約2-25 契約ー4 AIサービス提供契約第3章 AI倫理とAIガバナンス3-1 AI倫理とAIガバナンスの概要3-2 国内外の諸ルール3-3 プライバシー3-4 公平性3-5 安全性とセキュリティ3-6 悪用3-7 透明性3-8 民主主義3-9 環境保護3-10 仕事3-11 その他の価値3-12 AIガバナンス