システムやITサービスの多様化に伴い、ITサービスマネジメント(ITSM)はますます重要性を増してきています。適切なITSMを実現するには、ITILやCOBIT、CMMIなどの各種フレームワークを導入するのが効果的です。しかし、これらのフレームワークは汎用性を持たせているため、実際の環境に適用するには工夫が必要となります。本書は、そうした工夫を、実際の事例から学び取ろうとするものです。フレームワークとの付き合い方や、DevOps、BYODなど今後のITSMに影響しそうなトピックについても取り上げています。