呂布を倒し、その勢力を不動のものとした曹操。しかし献帝をお飾りの皇帝として利用する曹操に、漢王朝再建を願う劉備は反旗をひるがえす。現状に不満をもつ献帝自身も、曹操を討てとの密詔を決死の覚悟で忠臣・董承に託す。董承に協力を求められた劉備は、涙ながらに献帝救出を誓い必死に画策するが、総勢二十万を超す曹操軍の前に、なすすべもなく敗走。関羽、張飛とも離散してしまう。関羽は劉備の妻である甘夫人のいる砦を守っていたが、関羽を武将として高く評価し手に入れたいと願う曹操は、張遼を使者に降伏を持ちかける。悩んだ末、甘夫人の安全も考え、条件付きで曹操に下った関羽。劉備は袁紹のもとに身を寄せ、張飛は山に入り山賊たちの頭領に。「桃園の誓い」で結ばれた義兄弟三人が再び集える日は来るのか…。一方、袁紹と曹操の両雄は満を持して対決の時が迫る!