ぼく、穂村幸歩は、どこにでもいる小学5年生。ある日、クラスの有志と行ったきもだめしで、転校生の「笑わない美少女」、神保さんといっしょに不思議な声を耳にする。彼女に手を引かれて、おそるおそる声のほうに進んでいくと、そこにいたのは江戸っ子口調でしゃべる化け猫!幸歩と化け猫師匠がくりひろげる、おかしくて人(猫?)情味あふれるお噺がはじまります。ぼく、穂村幸歩は、どこにでもいる小学5年生。ある日、クラスの有志と行ったきもだめしで、転校生の「笑わない美少女」、神保さんといっしょに不思議な声を耳にする。彼女に手を引かれて、おそるおそる声のほうに進んでいくと、そこにいたのは江戸っ子口調でしゃべる猫ーーしかも、数百年の時を生きる化け猫の落語家だった!幸歩と化け猫師匠がくりひろげる、おかしくて人(猫?)情味あふれるお噺のはじまり、はじまり。<小学中級から すべての漢字にふりがなつき>序章、あるいはマクラ1 見えないそばと彼女の秘密2 合縁奇縁で猫の弟子3 ペットの師匠とひとつ屋根の下4 おいでませ、宵ヶ淵化け物寄席!5 『時そば』虎の巻、……猫の巻?6 三歩進んで、いざ初高座7 ハッピーエンド・アンド・スタート8 猫で化け物、師匠で家族席亭カッパの落語授業 一限目あとがき