【えーっ!! アリスが女王になるの!?】【楽しい挿絵が78点! かくれんぼクイズ付きのミニポスターも!】【物語についてもっとわかる! アリスのチェス教室も掲載!】【シリーズ累計50万部突破】●ここがポイント(1)okamaの挿絵が78点も掲載! ポスターも!本書にはかわいい挿絵が掲載されています。なんと、78点も!さらに、かくれんぼクイズ付きのミニポスターも!(2)さすが新訳!!前作に引きつづき、今に息づく、美しい日本語でアリスが読めます。むずかしくて読みづらいなんてこといっさいなし! そしてくずれた日本語でもありません。(3)アリスが女王になる!? チェスについてのくわしい解説物語の肝(きも)はなんといっても「アリスが女王になる」こと。前作をお読みの読者のみなさんには、アリスがハートの女王になるのかとかんちがいされるかもしれませんが、“ふしぎの国”はトランプの国でしたが、“かがみの国”はチェスの国。(チェスはコマが鏡あわせにおかれます)つまりこの物語ではアリスはチェスの女王(クイーン)に「なる」のです。物語はチェスの棋譜にそって展開します。「アリスのチェス教室」や訳者あとがきでそれがくわしく解説されており、それがめちゃくちゃわかりやすいです!(4)アリスの面白さはライム(韻(いん))本作では、とくに詩の韻が大切に訳されています。ラストに掲載される美しい詩をもとにご説明しましょう。 [な]つ 七月の 空【青く】、 [つ]れだって船で遊べば、夢【多く】。 [の]んびり川に流れる追【憶】-- [ひ]っそりと身をよせあ《いて》、 [ノ]ンセンスのお話、夢中で聴《いて》。 [あ]きもせぬ三人の子が《相手》--※【 】《 》で韻がふまれています。[ ]はつなげて読むことができます。ちなみにこの詩の訳文がすごいのは、韻だけでなく、行頭の文字をつなげるとある一文がみえてきます。近年ネットではやっている“タテ読み”を、百年以上も前のルイス・キャロルはすでにやっていたんですね。「なつのひノあ」……。このあとどんな言葉が続くでしょう。本文でぜひお読み下さい。キャロルの思いが伝わって、切ないですよ。(4)くわしい解説付き!訳者あとがきでは、ほかにも物語が生まれたいきさつや、くわしい解説・裏話が読めます。・この本が出版されたころ、実在のアリス・リドルが大恋愛していた相手とは?・アリスが大人になるのを見まもる白の老騎士は、だれがモデル?アリスファンならニヤリとしてしまうこと、まちがいなし!1 鏡の家2 しゃべる花々のお庭3 鏡の国の虫4 トゥィードルダムとトゥィードルディー5 ウールと水6 ハンプティ・ダンプティ7 ライオンとユニコーン8 「これはせっしゃの発明でござる」9 女王アリス10 ゆさぶって11 目が覚めて12 夢を見たのはどっち?訳者あとがき