中学受験の準備を始めるのは、早いに越したことはありません。ただ、中学受験の成功に必要なのは早期学習や先取り教育ではなく、“学力のベース"が大きくなるような親の働きかけです。もともと中学受験とは、子どもの成長にとって「不自然」さをもったものです。その不自然な世界と付き合うのに小学校4年生になってから、急に無理をさせるのか。それとも幼少期からうまく準備を整えて、子ども自身の成長を促すことで「ゆるやかに無理をさせる」のか。筆者は断然後者をオススメすると話します。「遊びと勉強を線引きしない」「やる気のない子どもなどいない」「紙と鉛筆だけで子どもが賢くなる遊び方」など、これまで中学受験指導で多くの子どもを難関校に合格させてきた著者が、効果的かつ具体的な方法を伝授します。(目次より)第1章 中学受験ではどんな力が必要か・中学受験のスタートは4年生ではない・入塾時に塾が求める”当たり前”とは?・中学受験成功の秘訣はゆるやかにムリをさせること・間違った早期教育に要注意!・低学年の塾コースは習いごと感覚でなど第2章 どんなことでも学びにつなげる親のかかわり・頭のいい子は幼児期にたっぷり遊んでいる・しりとりと辞書は言葉の世界を広げる・読み聞かせがいいといわれる理由幼児期の”ひと手間”が中学受験をラクにするつまずいても”なんとかなる”と思える心の育て方など第3章 高学年でグンと伸びる[タイプ別]学習法わが子がのめり込む”最強の学びモード”を見つけよう親の質問力が子どもを大きく伸ばすウチの子はどれ?強みを知る三つのタイプ[タイプ別]子どもが食いつく勉強法子どもをやる気にさせるほめ方・やる気を奪うしかり方など第4章 最初が肝心!勉強嫌いにさせないコツ「ウチの子は勉強嫌い」は思い込みにすぎない勉強をはじめるベストなタイミングは?小学校に上がる前につけておきたい4つの力正しい学習サイクルを回すと成績は伸びる頭のいい子は授業の受け方がうまい子どもの「わからない」をサポートする方法など第5章 頭のいい子が育つ環境づくり勉強をする場所に制約をつくらない家では集中できないときの対処法勉強効率が劇的に上がる4つのツール将来の中学受験に生きてくる本など