「一刻館」の住人と美人管理人の間で巻き起こる爆笑ラブ・ストーリー ▼第1話/ギンギラギンにさりげなく▼第2話/キャンパス・ドール▼第3話/ケガの功名争い▼第4話/影を背負いて▼第5話/マフ等あげます▼第6話/あなたのソバで▼第7話/帰らざる彼▼第8話/リンクに賭けろ!▼第9話/響子と惣一郎▼第10話/家族の焦燥▼第11話/引退宣言▼第12話/納得しました▼第13話/私は負けない!!▼第14話/混乱ダブルス▼第15話/三年待って▼第16話/怒りのウィドウ▼第17話/あれがいい ●登場人物/五代裕作(一刻館住人の元・浪人生。管理人さんを一途に想っている)。音無響子(一刻館の管理人で未亡人。かなりのヤキモチやき)。 ●あらすじ/▼1981年の大晦日、まだ田舎に帰らない朱美と五代が管理人室で一緒に夜を過ごすことに!! 喜びいさんでそば屋のバイトを終えた五代だが、朱美の姿がない。実は、朱美は友達からの誘いで、スキーに行ったのだ。ひとつの部屋で、管理人さんとふたりきりの夜が過ぎていく…(第6話)。▼三鷹の存在を知った響子の母は、あれだけやめさせようとしていた管理人を、響子が続けることにコロリと賛成する。だが、納得のいかない父は、三鷹を偵察に。そこで、五代は父親にとりいろうとするのだが…(第17話)。 ●本巻の特徴/五代は人形劇のサークルへ入って手先の器用さを発揮。響子にやっと自慢できるものを示すことができたが(第2話)、その後すぐに、三鷹も料理上手なのがわかる(第3話)。また、響子が五代より2つ年上の22歳だということが初めて明かされる(第5話)。響子の家族が登場。再婚させるために音無家との縁を断ち切りたい母親と、響子の間でバトルが展開される(第10話〜)。それに便乗する三鷹だが、響子の心には、まだ惣一郎が住み着いていた。五代は、こずえちゃんとの関係が泥沼化する一方で、時間が経てば、惣一郎の思い出も薄れ、自分も一人前に…と、「あと三年管理人を続けて」と響子につぶやく(第15話)。