▼第1〜9話/武士の星空●主な登場人物/三日月矢太郎(白兼家の三男として生まれる。学業の優秀さを見込まれ、三日月家の養子に)、三日月藤十郎(大川原藩で土木治水建築工事を担当する、二百石取りの中級藩士)、宇田川象山(大川原藩の中級武士。武芸一般の指導役。屈強の剣士)、宇田川陸(宇田川象山の妻。ぬいという娘がいる、藩内きっての美人)●あらすじ/大川原藩の下級武士・白兼家の三男だった矢太郎。将来を案じていた矢先に藩の中級武士・三日月藤十郎に学問所での成績を見込まれて、三日月家の養子に。40歳で独身の養父・藤十郎の知識を継承し、藩に役立つ人間となるべく、江戸の昌平黌で学ぶよう送り出されたが…!?(第1話)●本巻の特徴/本巻は、現代を離れてサムライの恋愛を描いた表題作「武士の星空」全9話を完全収録! 養父・藤十郎の土木建築技術を継承すべく、江戸の昌平黌で学問に励む日々を送る矢太郎は、そこの武芸指南役・宇田川の妻・陸に淡い想いを抱く。だが、陸と養父・藤十郎は不義の恋仲で…!?