『親なるもの 断崖』著者が“母”を問う! 「特別養子縁組」を繋ぐ場所で多くの女性たちを見守り、見つめてきた透子は、心の奥底に閉じ込めていた1つの記憶に辿り着く。それは、「実の父親の死」--透子にとってはケダモノでしかなかった父は、何故、どうして死んだのか?甦る記憶に、あの女(実母)の影が……そして、実在の実母が透子に迫る……!! 【編集担当からのおすすめ情報】 『親なるもの 断崖』著者・曽根富美子氏の最新作は、性的虐待を乗り越えた女性の、生きる道ーー望まぬ命をその身に抱える女性の事情、「特別養子縁組」を支える人々--描かれる世界は、女性にとって決して他人事ではない。