妹を守る。それが兄の“戦国”だったーー 天二十一年(一五五二年)、穏やかに一年の始まりを祝う景虎たち。戦乱が絶えぬ中、束の間の休息と思われたが、武田晴信(後の信玄)の軍師、山本勘助がはなった「草」が越後に潜入…その陰は、隠居中の景虎の兄・晴景の周辺にも忍び寄る。病弱、戦嫌い、家族想い。時代と立場を誤り、生まれてきてしまった心優しい人。景虎を女城主とし、陰ながら支えた彼にも、歴史に記されなかった戦いがあった。さらに、景虎に助けを求め、関東から招かれざる客がやってくる。いざ、新たな戦いへーー東村アキコが描く本気の大河ロマン。女・上杉謙信一代記、第6集! 【編集担当からのおすすめ情報】 『かくかくしかじか』『海月姫』『東京タラレバ娘』等、常に漫画界のトップを爆走する東村アキコの新境地!最新第6集では、常に影ながら景虎を支えてきた兄・晴景の知られざる“戦い”が描かれます。感涙必至。緊張感漂う川中島前夜の第6集、ご期待ください!