ペットの大売り出しーーその本当の意味は? 保護犬や保護猫の命をつなぐ場ーーー譲渡会に参加した天原士狼と獅子神太一は、怪しいブリーダーの噂を耳にする。二人の心に火がつき、一瞬にして燃え上がる使命感。命の炎がこれ以上消えてしまわぬように二人はペット流通に潜む闇を突き進むのだが……… 【編集担当からのおすすめ情報】 “ペットショップで売れ残った仔犬と仔猫はどうなるのか?”“ペットショップで《仔犬フェア》と銘打って、割引されて売られることは何を意味するのだろう?”ペットだからといって、命の重さを人が決めていいものでしょうか?ペットの命は人の命よりも軽いのでしょうか? 私達が見過ごしがちなところに、ペット流通の大きな闇が見え隠れしている気がします。商品が大量生産され、流通にのって消費者にわたる。もちろん“不人気商品”が生じるーー生体展示販売によってペットを売り続ける以上、売れ残るペットが出てきます。本来ならば殺さなくてもよい命が次々に生まれ続けます。我々はこの悲惨な現実から、目を背けてはいけません!! 食べるものも住むところも、ペットは自らの一生を決めることができません。その総てを人間に委ねて生きています。声なき声に、耳を傾けて寄り添えるのは人間だけなのです。第8話/ペットショップ/005第9話/うばわれた声/029第10話/つくられた命/053第11話/バベルの呼び声/077第12話/無慈悲なババ抜き/101第13話/繰り返す連鎖/125第14話/バックヤード/149第15話/わかれ道/173