姫武将・長尾景虎、ご懐妊ーーー!? 天文二十二年(一五五三年)、将軍の側近、進士源十郎と“女人禁制”の高野山にて、時を過ごす景虎。女であることを打ち明け、気持ちを通わせ合うが、互いの立場や身分を考え、それぞれの場所に戻ることを決意する。そうして越後に戻り、粛々と城主として務める日々のなか、景虎の体に異変が。その様子を見た麦は妊娠の可能性を告げるが…… 戸惑い、悩む景虎、驚愕の長尾家中、そして景虎に特別な想いを抱く宗謙もまた、複雑な胸中を隠せないでいたーーー女・上杉謙信の一代記。新たな局面を迎える、革新の第9集! 【編集担当からのおすすめ情報】 『東京タラレバ娘』、『美食探偵 明智五郎』等、常に漫画界のトップを爆走する東村アキコ、唯一の歴史大河!戦国最強とも言われる武将・上杉謙信が女だったら…そんな歴史の“if”を華麗に描く今作。最新9集は、本気の恋、別れ、妊娠…と、姫武将だからこその葛藤に、景虎(後の謙信)が向き合います。元服して、十二年…謙信が精力的な動きをみせ続けた「天文」という時代。そのなかでめぼしい記録がのこされていない、「空白の天文二十三年」、その一年に何があったのか……『雪花の虎』だからこそ描ける、残されなかった歴史の1ページ、ぜひご堪能ください!!