欲望を救済という名で曝け出す聖女は人々の憎しみの元、断罪される─…!私利私欲を貪る貴族たちにより偽りの罪で処刑された元勇者・ラウル。悪と渡り合うには、それ以上の悪になるしかない。自分を裏切り、仲間や家族を殺した者たちへの憎しみが彼を復讐者として蘇らせる──…!エイダと別れ、ラウルは次の標的の元へ向かった。そこには聖女クリスティアナと怒れる民衆の姿が。あらゆる人を「救済」してきたと主張する聖女。何を言っても響かない、彼女への復讐とは……。「俺もう全部わかってんだよねお前が全員に聖魔法かけてきたこと」罪の意識が全くない聖女を相手に、復讐の法廷が開かれる────…!