手遅れとか言われても俺は、あきらめる気はないから。千耀への気持ちを忘れるまで限定で、流絃の彼女(…のひとり)になった未仁。“絶対に合わなさそう"だからこその関係だったけど、いつも明るくて、たまに抜けている流絃に釣られて、不思議と、心の明るさを取り戻していく。一方、千耀に言葉をかけたのは、未仁の親友・七緒。「立場がない!? ないならさっさと作ればいいじゃん!」 そしてふいに訪れた、千耀と未仁、ふたりきりの時間──…「好きなんだ 未仁ちゃんのことが」 未仁を抱きしめながら、切り出した千耀。終わったはずの恋が、速度を上げて動き出す…!