ボッタッツィ:合唱とオルガンのための作品集ベルナルディーノ・ボッタッツィの『合唱とオルガン』(ヴェネツィア、1614年)は、17世紀前半の典礼のためのオルガン作品を集めたイタリア最大の作品集であり、最もよく知られた音楽集です。この作品は、典礼音楽の新しい規則と仕様を定めたトレント公会議の指示に基づくもので、オルガン曲選集である「コーロ・エ・オルガノ」は、序文と18の注意警告を置き、カノン的対位法の原理を説明し(オルガニストが静止聖歌から作曲・即興する方法を教育する意図)、特定の旋律を減少させ装飾を追加する方法について、いくつかの提案がされています。ルネサンスからバロックへの移行期における、イタリアの聖楽を象徴するボッタッツィの合唱曲とオルガン曲という価値の高い新録音です。 演奏は、シエナのベルナルディーノ教会の貴重な歴史的オルガンを使用しています。既に多くのリリースを行っているオルガニストのフェデリコ・デル・ソルドとアルベルト・トゥルコ指揮のノヴァ・スコラ・グレゴリアーナが、作品への深い理解、献身的な演奏と歌唱を披露しています。また今回も演奏者による学術性の高いライナーノーツ(欧文)にも注目です。(輸入元情報)【収録情報】ボッタッツィ:合唱とオルガンDisc1● 使徒言行録と祝祭日のミサ● 日曜日のミサ曲● 聖母マリアの祝日のためのミサ● 第3旋法による半音階的リチェルカーレDisc2● クレド・カルディナーレ● クレド・ドミニカーレ● 讃美歌集● 聖母マリアの交唱集 フェデリコ・デル・ゾルド(オルガン) ノヴァ・スコラ・グレゴリアーナ アルベルト・トゥルコ(指揮) 録音時期:2022年8月 録音場所:イタリア 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV