通常CDで登場ダニーデン・コンソート/エイシスとガラテア『ヘンデルの「メサイア」1742年ダブリン初演版』、『J.S.バッハの「マタイ受難曲」1742年頃バッハ最終演奏版』という一般的に演奏される版とは違ったヴァージョンの録音を完成させ、演奏史に大きな足跡を残したジョン・バット率いるダニーデン・コンソート&プレーヤーズ。 新たな発見を次々と発表してきたスコットランドの精鋭集団がヘンデルの「メサイア」、J.S.バッハの「マタイ受難曲」に続く第3弾として取り上げたのは、キャノンズ時代のヘンデルの傑作「エイシスとガラテア」。 この牧歌劇(マスク)「エイシスとガラテア」は現代での知名度こそ「メサイア」や「天地創造」には及ばないものの、神童モーツァルトが自身の手による編曲の対象として「エイシスとガラテア」と「メサイア」を選んでおり、このモーツァルトの選曲眼が「エイシスとガラテア」のヘンデル存命中には「メサイア」を凌いでいたという絶大な人気と、ヘンデル初期の英語作品の傑作であるという事実を証明。 このレコーディングでジョン・バットとダニーデン・コンソートが取り上げた版は、大幅な改定が加えられ1732年に初演された第2稿(HWV.49b)ではなく、ヘンデルのキャノンズ滞在時代に作曲され初演が行われた1718年の初稿版(初演版)。 1718年にキャノンズ邸で初演された初稿版は「5人の歌い手と7つの楽器」で上演可能という小規模な編成で書かれいるのが大きな特徴です。 CKD319(SACDハイブリッド盤)からの移行再発売。(輸入元情報)【収録情報】● ヘンデル:牧歌劇『エイシスとガラテア』 HWV.49a(1718年キャノンズ初演版) スーザン・ハミルトン(ガラテア/ソプラノ) ニコラス・マルロイ(アシス/テノール) トーマス・ホッブス(デーモン/テノール) ニコラス・ハンドール・スミス(コリドン/テノール) マシュー・ブルック(ポリフィーマス/バス) ダニーデン・コンソート&プレーヤーズ ジョン・バット(指揮) 録音時期:2008年4月29日〜5月2日 録音場所:エディンバラ、グレイフライアーズ教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV