ヴィオラ界の女王、タベア・ツィンマーマン。待望のSOLO第2弾「バッハとクルターグ」が遂に発売!ヴィオラ界の女王、タベア・ツィンマーマンが無伴奏作品に挑んだ「SOLO」が録音されたのは2008年。このアルバムは「Myrios Classics」レーベル史上最大のヒットとなり、ヴィオラ・ファンのみならず多くのクラシック・ファンを虜にした名盤として知られます。その後、続編のリリースが期待されておりましたが、第1弾の録音から10年が経った2018年に第2弾の録音が実現し、ついにこのアルバムがリリースされます! 今回はバッハの無伴奏チェロ組曲第3番と第4番のヴィオラ版を両端に、クルターグの『サイン、ゲームとメッセージ』から6曲を選び演奏しました。 タベアの奏するバッハはなんと明瞭で聴き手を幸せにさせるのか! と驚いてしまう快演。その演奏は深みも持ち併せており、圧倒的な技術はもちろんのこと抜群の表現力に富む演奏家タベア・ツィンマーマンだからこそ奏でられる唯一無二の世界が広がります。 1926年生まれの現役最高齢の作曲家の1人、ジェルジ・クルターグ。イザベル・ファウストなど多くの著名な演奏家が彼の作品を積極的に演奏しており、ことに弦楽器の無伴奏作品は宇宙的な空間に漂うような独特な世界が魅力です。『サイン、ゲームとメッセージ』は、半世紀以上も前に構想し、現在なおも作品を書き続けている未完の小品集。そのテーマはクルターグの日常で起きた出来事からインスピレーションを得て作曲される作品ばかりだけでなく、クルターグ自身が多くの演奏家から触発されて書かれるものも含みます。今回ツィンマーマンが選曲した6曲の中の『… eine Blume fur Tabea …(タベアへの花)』はタベアの前夫デイヴィッド・シャローン[1950-2000]の死を悼み作曲された作品。終始フラジョレット奏法で演奏されるこの作品は作曲家クルターグが祈りを捧げているようにも思わせます。この小品集がもつ力を改めて感じさせる録音。全てのクラシック・ファンに聴いていただきたい注目盤です! 演奏楽器はエティエンヌ・ヴァテロ製作(1980年)です。(写真c Marco Borggreve)(輸入元情報)【収録情報】● J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009(ヴィオラ編)● クルターグ:『サイン、ゲームとメッセージ』より(嘆きの歌/ザンクークロマティッシュ/ドロローソ/民謡風の/タベアへの花/イン・ノミネ)● J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV.1010(ヴィオラ編) タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ/エティエンヌ・ヴァテロ、1980年製作) 録音時期:2018年10月6,7日、11月24,25日 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会 録音方式:ステレオ(DXD 352,8 kHz/24 Bit/セッション) ディジパック仕様Powered by HMV