ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるブルックナー『ロマンティック』ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるブルックナー交響曲第4番。『ロマンティック』という副題や、長大すぎない演奏時間であることから、ブルックナーの9曲の交響曲の中で最も人気の高い作品です。第1稿が完成したのは1874年ですが、それから改訂が何度も行われ、1881年ハンス・リヒター指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演され成功を収めました。その後もさらに改訂作業は行われたため、多くの版が存在しています。 ルイージ&フィルハーモニア・チューリッヒは、現在もっともよく演奏されている第2稿、1878/80年稿ノヴァーク版を使用しています。前述の第1稿を1878年に改訂(第2稿)したあと、1880年に終楽章のみ改訂(第3稿)されたものとなります。 ルイージの演奏は、見通しの良いクリアな響き、各パートの細かなコントロール、特に終楽章は整然と音楽が積み上げられ、緊密な構成力と畳み掛けるような迫力で聴き手を飽きさせない演奏です。(輸入元情報)(写真 輸入元提供)【収録情報】● ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調 WAB104『ロマンティック』(1878/80年稿ノヴァーク版) 第1楽章:快活に、速すぎぬように(23:02) 第2楽章:アンダンテ・クワジ・アレグレット(17:04) 第3楽章:スケルツォ、快活に〜トリオ(11:34) 第4楽章:フィナーレ、快活に、しかし速すぎぬように(26:02) フィルハーモニア・チューリッヒ ファビオ・ルイージ(指揮) 録音時期:2018年6月 録音場所:チューリッヒ、アルトシュテッテン 録音方式:ステレオ(デジタル)Powered by HMV