★ 繰り返しで滑舌にも暗唱にも、記憶力と集中力に自信がつく! ★ 名作の響きに心を弾ませて、脳をフル稼働&活性化! ★ 幅広いチャレンジで毎日続けられる! ! ★ 美しい日本語を声に出して読む。★ なぞり書き → フレーズの暗記書き。★ 漢字の書き取りや熟語パズル。◆◇◆ 本書について ◆◇◆認知症(ボケ)罹患者が予想を超えるスピードで増えています。2002年には149万人だった認知症患者数は、2012年には300万人を超え、65歳以上人口の実に10人に1人が認知症という計算です。認知症を防止するために大切なことは、食生活、生活習慣の改善、適度な運動、そして、何より大事なのは脳を使うことです。本書では、脳を働かせるための音読や漢字の書き取りなどのドリル集です。1日に10分程度でできる簡単なものですから、毎日一つずつでも取り組んでみましょう。また、日常生活の中でできる、ボケ予防のためのちょっとしたヒントも紹介しています。これらの中のどれか一つでも実践してみましょう。何もしないより、必ず効果があります。◆◇◆ 本書の使い方 ◆◇◆☆ 音読新聞や本、雑誌などを声に出して読むことで、脳は活性化されます。文字を読んでいるとき、脳は、まず列になって並んでいる文字を認識し、その字がどんな読み方をするのかという文字認識、どんな発音をするのかという音声認識、そしてどんな意味があるのかという意味認識などを総動員しています。また、声を出すためには、発語という運動機能がかかわります。自分の声を聴くので、聴神経も働きます。つまり、脳全体がフル稼働しているのです。実際に、認知症の患者さんが音読を続けたことで脳の機能低下を妨げたという報告もあります。☆ 漢字手を動かして文字を書くという動作も、脳を活性化させる効果があります。漢字を書いているとき、前頭前野を含む左右の脳が活発に動いています。思い出せない漢字を思い出そうとしたり、どうしてもわからなければ人に聞いたり辞書で調べたりということも脳にとっては刺激になります。☆ なぞり書き本書には、音読した名著の中の一節をなぞり書きするドリルもあります。ミネソタ大学のスノードン博士らの研究によると、若い頃から単純な文章しか書かなかった人と、複雑な文章を書いていた人とを比べると、後者のほうがアルツハイマー病の発症率が低く、単純な文章を書いていた人は80%の発症率だったのに対し、複雑な文章を書いていた人は、10%しか発症しなかったという結果が出ています。本当は自分で日記や短いエッセイを書くことを習慣にしてほしいのですが、いきなり何を書いたらいいかわからないという人は、優れた文章を書き写すことから始めてもいいでしょう。※本書は2013年発行の『Dr.白澤の100歳までボケない 大人の音読 脳ドリル』を元に加筆・修正を行っています。