作品の主人公は、この世を去ったおばあちゃん、おじいちゃんら。とはいえ、暗く重苦しい合唱曲ではなく、カラッとしたユーモアあふれる英国詩と洗練されたユーモアあふれる音楽による、むしろ救いのある合唱曲。高齢化社会に生きる人々に寄り添う作品です。4曲目の「ドゥーニィのヴァイオリン弾き」には、手拍子やフィドル風のソロ・ヴァイオリンが入り、フィーナーレは楽しく盛り上がります。ザ・シーブリーズ委嘱作品。「第4回定期演奏会」(2017年5月21日、愛媛県:松前総合文化センター「広域学習ホール」)にて指揮=宮岡幸子、ピアノ=紺田尚枝、ヴァイオリン=浅野未希、合唱=ザ・シーブリーズにより初演された。「あざらしのララバイ」キプリング(S Ms A+pf)3′50″「風が吹く夜」スティーヴンスン(S Ms A+pf)2′25″「レディンウールのおばあちゃん」キプリング(S Ms A+pf)7′45″「ドゥーニィのヴァイオリン弾き」イェイツ(S Ms A+pf+Vn)7′45″