ピアノ作品をシューマンの世界観にもとづいて選曲・構成した。第1巻の収載曲は《パピヨン》Op.2、《ダヴィッド同盟舞曲集》Op.6、《謝肉祭》Op.9。3つの作品を解くキーワードは「二面性 〜 ジャン・パウルを知らなかったら自分は何者になるのか?〜」。このキーワードは、シューマンの作品を弾く上で必ず知っておきたい事柄であるとともに、新たな発見を得る手がかりとなるでしょう。解説は、アナリーゼの視点を作曲家の町田育弥、文学的な視点をドイツ文学者の識名章喜が執筆。シューマンに不可欠な2つの視点から作品を眺めることで、より深い理解につながること間違いなし!楽譜は、様々な原典版を比較検討した音楽之友社オリジナル版に、リストの高弟エミール・フォン・ザウアーの運指を付加した。[曲目]シューマン/パピヨン Op.2シューマン/ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6シューマン/謝肉祭 Op.9