▼共生から「共創」の時代へ!多様なルーツをもつ人々とともに暮らし、いのちを育み、まちを創る。主体性の学びから、私たちは何を語り合い、何に取り組むべきか? 本書は、地域の取組みから世界情勢まで移民・難民に関する基礎と現実をやさしく解説。高校・大学の授業や、自治体・企業研修に最適の入門書!▼本書の特長◆地域と世界をつなぐ視点……出産、学校、まちづくりといった身近な話題から国際紛争や人道的配慮へ。徐々に視野を広げながらバランスよく学習します。◆キーワード解説……移民・難民に関する基礎知識や必須語句をやさしく解説。理解を深め、さらなる主体的学びへのステップアップを後押しします。◆ディスカッション・タイム……各章末には対話・討論のためのテーマを設定。語り合いは思索を深め、異なる考えを受け入れ新たな共創価値を発見します。はしがき(川村千鶴子)第1部 移民・難民理解へのアプローチ 第1章 学びの多様性と多文化共創能力 -- 親密圏と社会統合政策 (川村 千鶴子) 第2章 多文化と医療 -- 性と生殖を守るために(五十嵐 ゆかり) 第3章 家族の変化を知る -- 多文化な家族と地域社会(渡辺 幸倫) 第4章 多文化共生の担い手を育てる -- 群馬県大泉町での日本語教 育(齋藤 俊輔)第2部 多文化共創まちづくりへの基礎知識 第5章 エスニック・コミュニティと行政の役割 -- 外国籍住民が 「主体」になるために(長谷部 美佳) 第6章 企業が取り組む多文化共創 -- CSRとダイバーシティ・マ ネジメント(郭 潔蓉) 第7章 日本の移民・難民政策(藤巻 秀樹) 第8章 エスニシティの形成と創造 -- マジョリティ・マイノリティ 関係の動態(川野 幸男) 第9章 外国人の市民権とは -- グローバル市民への視点(錦田 愛 子)第3部 人の移動から世界を読み解く 第10章 現代世界の人の移動 -- 複合する危機と多様な人々(小泉 康一) 第11章 人はどう動いてきたのか -- 世界の変化と人の移動(池田 丈佑) 第12章 世界は人々をどのように守ってきたのか -- ルール・組織と 活動・恒久的解決(上野 友也) 第13章 私はどこに属しているの? -- 無国籍に対する国際的取り組 み(新垣 修)第4部 21世紀をグローバルに考える 第14章 途上国では今、何がおきているのか -- ソマリアの事例から (杉木 明子) 第15章 難民流入に対するEUの移民・難民政策(久保山 亮) 第16章 国境を越える民、国家を超える人権 -- 移民・難民の人権保 護と国際人権法(藤本 俊明) 第17章 難民の定住と心的トラウマの影響(森谷 康文) 第18章 移民・難民への見方を問い直す --“新しい人道主義”を超 えて(小泉 康一) あとがき(小泉康一)