★ 舞台を作り上げるどの役割にも役立つ!★ 稽古、準備から本番まで、舞台的なポイントで パフォーマンスの質がもっと高まる! *毎日の効果的なトレーニング *期間に応じた稽古プラン *本番で輝くための意識とコツ◇◆◇ 監修者からのコメント ◇◆◇「演劇の魅力って何ですか?」と聞かれたら貴方はなんと答えるでしょうか?「自分と違う人生を演じられる」「仲間と協力して一つの作品を創り上げる一体感」「ライブならではの迫力と臨場感」様々挙がってくると思います。そのどれもが正解です。私の答えはこうです。「演劇の多様性と寛容さこそが、最大の魅力だ!」正解は一つではなく、どこまでも自由があります。しかしその自由さが時に貴方を苦しめる事があるかもしれません。自分達が正解だと思ってやっていた事が講評で否定された...。伝えたい事がうまく伝わらず誰かを傷つけてしまった...。それ以前にそもそも何をやればいいのかよく分からない...。そんな時に自分達の進むべき道が分からなくなって途方に暮れたり、演劇に関わっていていいのだろうかと悩む事があるかもしれません。これだけは忘れないでください。「貴方が自分自身をさらけ出して舞台の上に立っている、あるいはスタッフとしてその人を支えている、それだけで貴方は、偉い!」これは綺麗事でもなんでもない、演劇をやる上での大前提なんです。違いを見付けて認め合い、話し合う事こそが、演劇的作業と言えるのではないでしょうか。どうか、人との違いを楽しんで下さい。本書では数あるトレーニング方法や注意点の中から、どのような部活環境(経験値・身体能力・人数・部費・活動時間等)でも実践できる内容を中心にご紹介しています。それでも本書に述べた内容が全ての演劇部にとってベストになる訳ではありません。各ポイントで私が伝えたい意図を見つけ、部員同士で話し合い、自分達にとってベストなやり方に改良していく事もまた演劇的作業です。本書が貴方なりの演劇と出会う手助けになりますように。杉山 純じ※ 本書は2018年発行の『部活でスキルアップ! 演劇 上達バイブル』を元に、新しい内容の追加と必要な情報の確認・更新、書名の変更を行い、「増補改訂版」として新たに発行したものです。