『エイリアン』の誕生から7年。のちに80年代のSF最高傑作と呼ばれる続編『エイリアン2』を手がけたのは、若き映画監督ジェームズ・キャメロンだった。とはいえ、脚本執筆当時のキャメロンは、ハリウッドではほぼ無名の新人。彼はいかにして監督の座を手に入れ、新たなエイリアンの世界を築き上げたのだろうか? 監督自らが語る作品世界から、特殊効果チームの苦労話、撮影現場での大事件まで制作秘話が満載。キャストとスタッフのインタビュー、場面写真、コンセプトアートなども多数掲載し、映画完成までの紆余曲折の道のりをつぶさに記録した充実の一冊だ。