書をたしなむ人にも、芸術としての書を愛する人にも。中国文化は文字にはじまり、書が最高の芸術とみなされてきた。なぜ中国では「書法」とよばれるのか?書と画はいかなる関係になるのか?「中国の書とその芸術的感性を知らずして中国芸術を語ることはできない」という。本書では、一流の書法史家が書体ごとに書法上の発展過程を概説。数多くの名品の図版によって読者の理解を助ける。最新の学説を踏まえて語られる書の歴史。監訳者はしがき第一章 書という芸術 / 第二章 漢字の起源と書体の変遷第三章 先秦の文字と書 / 第四章 篆書第五章 隷書 / 第六章 草書第七章 行書 / 第八章 楷書第九章 書家 / 第十章 書画同源図版目録訳者あとがき