大金もちのナンデモモッテル家のひとりむすこ、フライは、ほんとになんでももっていました。ものすごくたくさんのおもちゃや、ありとあらゆるおかし。じぶんだけの遊園地や、どうぶつがいっぱいいるサファリパーク…。たんじょう日に、これ以上、何がほしいかわからなくなったフライに、めしつかいがいいました。「ごくふつうの男の子を家によんで、うらやましがらせてやったらどうです?」そこで、フライのところにつれてこられたのは、ごくごくふつうの家の男の子ビリーと、飼い犬のピュンピュン。ビリーといっしょにあそぶうちに、フライが気づいたことは…?わくわくするさし絵がたっぷり入った、楽しい物語。小学校低・中学年から。